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元スタッフが教える「続けられるスポーツジムの選び方」体験・見学は必須

スポーツジムって最初は週に5回通っていたのが、気が付くと週1回になり、月に1回、そのうち辞めてしまう方が本当に多いんです。

という私自身も何度もジム通いに挫折し、5つものスポーツジムを渡り歩いた挙句、最終的にスポーツジムで働いてみて、なぜ私がスポーツジム通いが続かなかなかったのか気付きました。

そこで今回は、ジム通いが続く!失敗しないスポーツジムの選び方を紹介します。

続けられるスポーツジム選びのポイント

スポーツジム トレーニングマシンスポーツジムを選ぶときに、ついつい設備の充実さや料金だけで決めてしまいがちですが、続けられるスポーツジムを選ぶ場合は、他にも大切なことがあります。

通いやすさ

通いやすさは最も重要です。

通いやすさといっても単純に自宅から近いというだけではありません。

スポーツジム通いは習慣化するまで、自宅からわざわざスポーツジムに行くためだけに準備をして出かけるのは億劫に感じるようになってきます。

まずは、スポーツジムに行くまでのハードルを下げることがジム通いが続く秘訣です。

出来れば、すでに習慣化されているお買い物や習い事の帰りに寄れる場所など、生活習慣の導線上にある場所を選ぶのも続けられるポイントです。

気分が乗らない時は30分で切り上げても、ストレッチだけでも構いません。

意外かもしれませんが、今日はお風呂だけ入りにきたという会員の方も結構いらっしゃいます。

ちょっとした空き時間や、外出ついでに気軽に立ち寄れる場所にあるというのはジム通いを続けるうえで大切なポイントです。

シューズなど荷物が多くなりますので、貸ロッカー契約をされるのも良いかと思います。

使用料や空き状況などを事前に確認しておくことをオススメします。

 

プログラムのタイムスケジュール

初心者の方で入会時に、プールやスタジオプログラムのタイムスケジュールを気にされる方は非常に少ないのですが実はわりと重要です。

いざジム通いを始めると「スタジオプログラムに参加してみませんか?」とトレーナーに声を掛けられることも多いです。

ぶっちゃけると「スタジオプログラムの参加人数」=「そのトレーナーの人気度」という側面もあるため、自分のスタジオプログラムを勧めてくるトレーナーも多いです。

ただトレーナーに限らずスポーツジム全体がスタジオプログラムの参加を促すのには理由があります。

スタジオプログラムに定期的に参加している人の退会率は、参加していない人より圧倒的に少ないのです。

初心者向きのプログラムは誰でも気軽に参加できるものが多いです。

ジム通いが習慣化していない初心者こそ、あらかじめ「月曜日の10時からのヨガ」に参加しようと決めておくと、明日にしようかなと先延ばしにせず定期的に継続して通うことができます。

プログラムは3ヶ月単位などでタイムスケジュールが組まれている場合が多いので、参加してみたいスタジオプログラムが自分の通える時間帯と合っているかを確認しておくことをおすすめします。

料金

もちろん継続して利用するためには料金も大切です。

「平日や週末だけ」「19時以降」など制限付きで利用できる会員種別が用意されているスポーツジムも多いです。

曜日・時間・回数などの制限のある会員種別でも、制限のないレギュラー会員(正会員)でも続く方は続きますし、辞める方は辞めます

とりあえずレギュラー会員(正会員)でいいかと安易に決めてしまうと最初は元を取らないとと張り切って通うものの、そのうち明日でも良いか、明後日でも良いかと結局先延ばしにしてしまう可能性もあります。

入会前に、まず自分が通える曜日や時間帯はいつなのか、月に何回ほど通う予定なのかをしっかり考えておき、自分に合う会員種別とその料金を確認することが大切です。

更衣室の使い勝手

スポーツジム ロッカー最新のトレーニングマシンというと、すごく効果がありそうに感じるかもしれませんがトレーニングマシンが最新かどうかは全く気にしなくてよいと私は思います。

そもそもトレーニングマシンは楽をする道具ではなく、負荷を掛ける道具です。

エアロバイクやランニングマシーンで心拍数が分かれば充分です。

それよりも重要な設備は、女性ならお風呂の広さやシャワールームの数、更衣室の使い勝手の良さです。

女性は髪を乾かしたり、メイクまでしない場合も化粧水や乳液など最低限の肌のお手入れと更衣室にいる時間が本当に長いです。

更衣室が狭い、常に混雑しているなどトレーニングを始めるまでの準備や終わってからの帰り支度がスムーズに出来ないと、つい面倒になって足が遠のいてしまいます。


 

体験や見学はした方が良い?

ランニングスタイル結論から言いますが、体験や見学は絶対にしておくことをオススメします。

体験や見学をした方が良い理由と、気を付けたいこともありますので紹介します。

特典があるかもしれない

スポーツジムとしては、体験や見学に来てくださったお客さんを逃したくはないわけです。

そこで体験でも見学でも最後にクロージングがあります。

要するに「いかがでしたか?是非、入会を決めて下さい!」という営業タイムです。

この時に「今日、入会を決めて頂ければ特典が付きますよ」ということがあります。

特典が無い場合は、よほど気に入って明日からでも通いたいという時以外は、いったん持ち帰りましょう。

体験もですが、特に見学の場合の入会率というのは非常に高いです。

私の働いていたスポーツジムでも、見学のお客さんに対しては100%の入会を目標としていました。

そこで、いったん入会を保留にされたお客さんにはハガキを送ることもあります。

「入会時にこのハガキを持参して頂くと特典が付きますよ」という内容だったりします。

必ず特典があるわけではありませんが、まずは入会前に体験や見学をする価値はこれだけでも充分にあると思います。

担当になったスタッフが気にかけてくれる

入会をすると、まずはオリエンテーションがあります。

施設やトレーニングマシンの使い方など、きちんと説明がありますので初心者の方も安心して利用できます。

ただオリエンテーションだけでは補いきれない部分も、もちろんあります。

初心者のうちは、目的に応じた負荷や回数を忘れてしまったり、正しい姿勢や意識する筋肉が分からないことも多いと思います。

もちろんどのスタッフ(トレーナー)も聞けば親切に教えてくれますが、最初は体験や見学で担当してくれたスタッフの方が相談しやすいということもあると思います。

そして、スタッフもまた自分が体験や見学で担当して入会してくれたお客さんはきちんと覚えています

自分が担当して入会してくれたのだから、入会して良かったと思って欲しいなと、ついつい気になってしまうのは事実です。

体験・見学で気を付けること

スポーツジム ヨガフィットネス体験や見学で気を付けることは、実際に通いたい曜日・時間帯に行くことです。

同じスポーツジムでも曜日や時間帯で客層は全く違います。

例えば、私の働いていたスポーツジムは午前中はご年配の方、日中は主婦の方、夕方からは学生さん、夜になると会社帰りのサラリーマンやOLさんといった感じです。

時間帯によって雰囲気も、空いているトレーニングマシンの種類や、お風呂、更衣室の混雑具合もまったく違います。

そこで、体験や見学は自分の通う予定の時間に行くことがとても重要です。

続けられるジム選びのまとめ

続けられるジム選びとコツをまとめました。

要点まとめ
  • 生活習慣と合わせて立ち寄れるような通いやすい場所にあるか
  • 週に何回、何曜日に行くのかあらかじめ決めておこう
  • 参加したいプール・スタジオプログラムをチェックしよう
  • 通いたい時間帯に体験や見学に参加しよう

習慣化さえしてしまえば、ジム通いは頑張らなくても続けられます。

良いスポーツジム、トレーナーのもと楽しんでジム通いを続けられますように。