子育て・子ども関連

PTA役員の仕事とは?フルタイム勤務をしながら私が乗り切ったコツ

PTA活動って、正直ほんとうに面倒くさいですよね。

小心者の私は「PTAに入らない」という手段を取ることもできず、年に一度の運試しで、またかよ・・ていうほど当たりクジを引くわけです。

そこで今回はPTA活動って、なにをすればいいの?私に出来るかな?と不安に思うお母さんに、私がフルタイムで働きながらPTA委員を乗り切ったコツを紹介します。

結論からいえば、出来ないことは出来ないと伝えたうえで、率先して出来る仕事は請負う。

こうして助け合いながら無事に1年を乗り越えました。

1度だけではなく何度もこうして乗り切ってきたので運が良かった、恵まれた環境だっただけではないと自信を持って言えます!

PTA役員・委員の仕事内容

学校によっては、名称や仕事内容が異なる場合があります。

同じ学校の経験者の方に聞くのが1番てっとり早いですが、少しでも参考になることがあればと思い息子の学校での役員や仕事内容をまとめてみました。

PTA役員

会長

PTAの代表。
式典や行事での挨拶や、総会・運営委員会の取りまとめ。

また校内のPTA活動の他に市町村単位のPTA連合会への出席など上部組織活動や、息子の通っていた小学校では夏祭りなど地域の行事のお手伝いもされていました。

何度も会長をされていたお母さんと同じ地域サークルに入っていて、PTA委員の仕事について色々相談させて頂いたのですが、とにかく学校のことに詳しい。

1年の半分以上、学校にいると言っていましたが大袈裟ではないと思います。

真剣に取り組むにはフルタイムで仕事をしながらは不可能に近いと思います。

副会長

会長の補佐役。
会長が欠席の際などは代役を務めます。

お父さんが副会長をされている年もありました。

会長がPTA連合会などの対外的な活動をされるのに対し、校内での取りまとめを任されることもあります。

あくまで会長の補佐になりますので、会長の資質能力によって任される仕事内容の大きさや責任感は変わってきます。

書記

議事録の作成や管理。
委員会では録音もしていましたが、並行してその場でパソコンに入力もされていました。

タッチタイピングが出来なければ、かなりの時間を費やすことになります。
またword、excelも詳しくはなくとも、ある程度の操作が出来るほうが良いです。

会計

PTA活動における会計管理。予算案の作成、出納、決算報告を行います。
細かいお金の管理が得意な方には向いていますが、excel操作は出来たほうが良いです。

会計監査

会計担当者の決算報告を監査します。PTA会費の収支、事務処理の誤りや不正支出がないかを確認します。
会計が適正に処理されていれば報告書に捺印をして照明します。

 

PTA 委員

学級委員

学年や学校行事などの企画や司会進行役を務めます。

小学6年生の学級委員を務めましたが、卒業前に担任の先生への贈り物(生徒の写真と寄せ書き)の作成などもしました。

学校によっては謝恩会なども取り仕切ることもあるようです。

あとクラス名簿の作成もしましたが、名前の読み方が分からなかったり漢字変換されない名前も多く予想以上に手間取りました。

広報委員

PTA広報誌の作成、発行を行います。
小学校、中学校ともに広報委員も務めました。

1学期、2学期などの学期ごとにグループを編成し、広報紙を作成しました。

写真、イラスト、文書作成、編集などが得意な方は比較的、楽しく取り組めると思います。

保健体育委員

運動会のお手伝いや、スポーツ大会、給食試食会の準備や出席、進行などがあります。

スキルがなくても取り組みやすいお仕事が中心の委員です。
息子の学校では比較的、人気の高い委員でした。

地区委員

地域パトロールや、子どもたちの集団登校時に学校まで引率、校区内の清掃などの活動があります。
スキルなどは必要ありません。

ベルマーク委員

回収したベルマークの仕分けをします。

大きく切り取られているものは適当なサイズに切って仕分けします。

単調な作業で楽しみはありませんでしたが、学校に足を運ぶ回数が比較的少ない委員ですのでお仕事をされている方にはおすすめです。

文化委員

講演会の出席や、PTA主催の文化活動の企画、運営を行います。

息子の学校ではPTA主催の文化祭のような催しがあり大きな仕事でした。

フルタイムで働きながらどう乗り切ればよいか

私自身は、保健体育委員以外はすべてのPTA委員を経験しました

フルタイムで仕事もしており、出来ることなら避けて通りたい。

なんならPTA会費多めに払っても良いから免除してほしいと思っていたほどなので、立候補したことは1度もありません。

単純に私のクジによる引きの強さがなせる業(わざ)です。

それはさておき、私がどうやってフルタイムで働きながらPTA委員を乗り切ったかというと
率先して出来る仕事を請負う!

もうこれに限ります。

出来る仕事というのは得意、不得意ではなく自宅でも出来る仕事という意味です。

1番最初のPTA委員会では委員長、副委員長決め、そして大抵の場合、学年ごとなどに分かれて自己紹介やおおまかな役割分担決めなどがあります。

この最初の委員会は、出来るかぎり出席しておいた方が良いと個人的には思います。

私は自己紹介では「フルタイムで働いているので平日18時までは、どうしても都合がつかない場合もありますが、出来る範囲で精一杯頑張ります」というような挨拶を例年してきました。

この場で私はやりたくなかった、何もできませんアピールをしても得策ではないと思うのです。

例年の印象として、立候補で委員をされている方は多く見積もっても半数以下です。

最高学年で委員になると、委員長にあたる可能性があるので低学年のうちに済ませておこうというお母さんもいらっしゃいますが、本音はやりたくないというのは、多くのお母さんの共通意見です。

その中で選出されたお母さん方ばかりなので、自然と連帯感が生まれ助け合ってやっていこうという雰囲気になります。

専業主婦の方、お仕事をされている方、就学前のお子さんがいる方、パソコンが苦手な方、転校してきたばかりでなにもわからない、何曜日は出席できない、何時以降なら大丈夫などさまざまな事情や都合のある方がいらっしゃいます。

「委員会に出席できないときは委員会での議事内容のをメールで報告することにしよう」

「集まって仕事した方が効率が良い場合は、みんなの都合がつきやすい何曜日にしよう」

と例年、自然とこのように話し合いが進みます。

ここで、自分の都合などを伝えたうえで助け合って乗り越えていこうという共通認識を確認しておくだけで、かなり肩の荷が下ります。

なので、この最初の委員会は出来る限り出席しておくことをお勧めします。

どうしても出席できない場合も、早めに自分の事情や都合、できそうな仕事内容や曜日などは伝えておいた方が良いです。

具体的にどういう仕事をしたか

私が1人で請け負った仕事はこんな感じです。

  • クラス名簿の作成
  • 広報紙の写真を選定したり記事の一部を作成
  • 文化祭のポスター
  • 文化祭の出し物の買い出しや発注などの準備

もちろん、これをしたから後はお任せしますというわけではありませんでした。

都合がつく限りは委員会などにも出席し、細々とした処理も含め、可能な範囲の仕事は引き受けました。

もちろん仕事量は増えますが、平等かどうかは考えないようにしました

私の仕事量多いよなぁと考え出すと余計、気持ちが萎えますし、それよりは助けてもらっているところもあるしと気持ちを切り替えた方が自分自身も気持ちよく仕事が出来ますしね。

ちなみに出来るかどうか分からない、出来る自信がないという方も心配は要りません。

今までの活動報告書が残っているはずなので、その活動報告書を参考にほぼその通りに進めていけば大丈夫です。

改善点や反省点なども記載されている場合が多いので、それも参考にされると良いかと思います。

PTA主催の文化祭でのポスター作成を引き受けたときは散々悩んで、デザインの仕事をしている友人に相談すると、友人が作ってくれることになりました。

「やったー!次、会う時はご飯奢らせて下さい!!」

という流れで、やたらとクオリティの高いポスターが完成しました(笑)

苦手なことは、相談したり誰かの手を借りても全然オッケーです。

引き受けたからといって、最初から最後まで一人で抱え込む必要もないですしね。

まとめ

案ずるより産むが易しということわざもあるように、あれこれ心配したり悩んだりしてしまいますが、やればできます。

というより、できる範囲でできる事を助け合って頑張れば全然、大丈夫です。

1年を振り返るときには、やってよかったというお母さんの声もたくさん聴きましたし、その気持ちも分かります。

まぁ、それならもう1年やりますかと言われたら、私はやらないですが(笑)

特技があるわけでもなく、面倒くさがりでテキトー、さらに小心者で内向的。

そのうえフルタイムで仕事をするシングルマザーの私でもなんとかなったのですから大丈夫ですよ。