お出かけスポット

兵庫県新温泉町のおすすめ観光スポット|宿泊・日帰り温泉・荒湯も紹介

夢千代日記で有名な湯村温泉や、源泉掛け流しの七釜温泉に、松葉ガニをはじめとした日本海の海の幸、但馬牛などの贅沢グルメ。

日本に9地域の世界ジオパークに認定された山陰海岸ジオパーク、冬はスキーも楽しめる但馬牧場公園では可愛い動物と無料で触れ合うこともできます。

そんな魅力いっぱいの兵庫県北部に位置する新温泉町をまとめてみました。

浜坂温泉郷や湯村温泉の日帰り温泉

新温泉町には「湯村温泉」「浜坂温泉」「七釜温泉」「二日市温泉」「西ノ垣泉源」があります。

七釜温泉、二日市温泉、浜坂温泉の三つの温泉地は「浜坂温泉郷」と呼ばれていて、兵庫県内では唯一の国民保養温泉地です。

(※国民保養温泉地とは…温泉利用の効果が十分期待され、かつ、健全な保養地として活用される温泉地を「温泉法」に基づき、環境大臣が指定するもの。)

リフレッシュパークゆむら(湯村温泉)

リフレッシュパークゆむらは、湯村温泉の源泉を利用した自然のなかの温泉公園です。

5種類の混浴露天風呂(水着着用)、男女別8種類の健康風呂の他、25mの室内温泉プールも楽しめます。

露天風呂は落差3mの滝風呂、洞窟展望風呂など情緒たっぷりの湯船を満喫できます。

画像出典:リフレッシュパークゆむら

リフレッシュパークゆむら 基本情報

【営業時間】10:00~20:00(冬季と混浴露天風呂は19時まで)
【休館日】毎週木曜日
【入館料】大人1,100円 小中学生65歳以上550円
【駐車場】あり(120台)
【レンタル】水着・浮き輪など500円(使用後返金200円)
→リフレッシュパークゆむら 詳細をじゃらんで確認

※2019年11月30日まで改修工事のため、長期休暇されています。

薬師湯(湯村温泉)

唐門の正面玄関が雰囲気の良い薬師湯は源泉掛け流しの共同浴場で、露天風呂やサウナも備わっています。

薬師湯 基本情報

【営業時間】7:00~22:30
【休館日】毎月15日(曜日によっては振替あり)
【入館料】町外者 大人500円 小人300円

【駐車場】あり(47台)
→薬師湯 詳細をじゃらんで確認

薬師湯の温泉は「荒湯」と「株湯」の混合泉。泉質はナトリウム 炭酸水素塩 塩化物・硫酸塩泉(低張性・中性・高温泉)です。

肌の角質や毛穴などの汚れを落とすクレンジング効果のあるナトリウムー炭酸水素塩泉(重曹泉)と保温や保湿の役割をする塩化物・硫酸塩泉ですので、肌がツルツルになったというクチコミも多いです。

無色透明で刺激が少なく、特徴のある温泉ではありませんが、施設も比較的キレイで共同浴場としては結構、立派です。

薬師湯の利用者は駐車場2時間まで無料です。

薬師湯から「荒湯」や「夢千代館」まで歩いてすぐなので、薬師湯に車を停めておいて立ち寄られても良いと思います。

ゆ~らく館(七釜温泉)

天然100%の源泉掛け流しで七釜温泉を堪能できるゆ~らく館。

貸切風呂を利用するならココがオススメです。

45分2,100円の貸切風呂は内湯と露天風呂もあります。

▼貸切風呂の内湯は2名ほどが浸かれる程度の広さ。

七釜温泉 内湯▼貸切風呂の露天風呂は釜風呂になっていて、内湯より温度は少しぬるめです。

ゆ~らく館 基本情報

【営業時間】9:00~22:00
【休館日】毎月第1・第3水曜日
【入館料】大人500円 小人300円/貸切風呂45分2,100円

【駐車場】あり
→七釜温泉ゆ~らく館 詳細をじゃらんで確認

貸切風呂は電話で予約もOKなので待ち時間もなくスムーズに利用出来ました。

泉質はナトリウム・カルシウムー硫酸塩高温泉(低張性・中性・高温泉)です。

源泉温度は50.4度で熱めの温泉が好きな方におすすめ。湯冷めしにくい温泉です。

ユートピア浜坂(浜坂温泉)

浜坂県民サンビーチ(海水浴場)や、キャンプ場から徒歩圏内なので、海水浴帰りに利用される方も多いようです。

ユートピア浜坂 基本情報

【営業時間】10:00~22:00
【休館日】毎週木曜日
【入館料】大人300円 小人150円
【駐車場】あり
→ユートピア浜坂 詳細をじゃらんで確認

町の温泉施設といった感じで露天風呂などは無く、バイブラー風呂・ジェット風呂のシンプルな設備ですが良心的な価格。

▼(写真左)駐車場の脇で温泉たまごを茹でられます。ゆで時間は夏は30分、冬は60分ですので、温泉に入る前にセットしておけば湯上りに温泉たまごが食べられます。(卵は販売されていません)

▲(写真右)またユートピア浜坂のすぐ近くに浜坂温泉の源泉塔があります。ひしゃくが置いてありますが、温泉はかなり熱いので気を付けて下さい。

レジャー・観光スポット

新温泉町の観光スポットの中で比較的、賑わっている場所と言えば湯村温泉の荒湯周辺です。

荒湯(湯村温泉)

湯村温泉は日本屈指の高熱温泉で、98度の熱湯を湧出する源泉「荒湯」では、誰でも無料で温泉卵や野菜を茹でることができます。

源泉 荒湯荒湯周辺の土産物屋などでは卵や野菜が販売されています。

卵は5個入り250円でネットに紐が付いていて、すぐに茹でられるようになっているので便利ですが自分で準備してもOKです。

卵を買った時に、お店の方が「今日は茹で時間10分でいいよ」と教えてくれました。

地元の方が言うなら間違いないはずと携帯のタイマーできっちり10分茹でた結果…。

そこそこ半生w 殻を剥くとボロボロに…。

スーパーで売っている市販の温泉たまごを+1分茹でたくらいの固さでした。

茹で具合のベストというのは人それぞれということですねw

この経験を踏まえて、個人的なオススメは12分!

ちなみに当日の気温は30℃くらいでした。あとは自分を信じて茹で時間を決めて下さい!

足湯

荒湯のすぐ横の階段を降りると、春木川沿いに足湯もあります。

荒湯で卵や野菜を茹でている間に利用するのも良いと思います。

但馬牧場公園

但馬牧場公園ではヤギやヒツジ、うさぎに但馬牛と触れ合うことができます。

但馬牧場公園 基本情報

【住所】兵庫県美方郡新温泉町丹土1033
【開園時間】9:00~17:00(木曜休園)
【駐車場】あり(200台・駐車無料)
→但馬牧場公園 詳細をじゃらんで確認

レストラン、BBQやテニスコートなどの施設もあり、冬はスキーもできます。

なんといっても入場無料なのが嬉しいですよね。混雑もしておらず、のんびり過ごせました。

\但馬牧場公園レポートはこちら/
入園無料の但馬牧場公園(兵庫県)子連れお出かけスポット|ランチ・宿泊・冬季はスキーも

夢千代館

NHKドラマ「夢千代日記」で描かれた昭和20年から30年代の風景を再現した展示館。

夢千代館 基本情報

【営業時間】9:00~18:00
【休館日】通年営業
【入館料】大人300円 小人150円
→夢千代館 詳細をじゃらんで確認

館内には1年後に届く「夢手紙」のポストがあり、1年後の自分や大切な人に手紙を送ることができます。

浜坂県民サンビーチ 他

新温泉町の海水浴場はどこも海が奇麗で高く景観もよく気持ちいいです。

▲浜坂県民サンビーチは、世界ジオパーク認定の「山陰海岸国立公園」の中にある海水浴場で、道路を挟んで向かいではキャンプも出来ます。

▼浜坂県民サンビーチからもほど近い師崎港ではちらほら釣りをされている方も。

足場も良くて駐車場やトイレもあって、子供と一緒にサビキ釣りなんかするにはちょうど良いと思います。

透明度が高く本当に水が奇麗です。釣竿持ってくれば良かったと後悔しました。

新温泉町で宿泊・宿選び

新温泉町で宿探しをされる際のポイントをまとめました。

新温泉町は、湯量が豊富で一般家庭にも配湯されるほどなので、小さな宿でも源泉掛け流しの温泉が堪能できるところも多いです。

湯村温泉も浜坂温泉郷も、にごり湯や硫黄泉など、いかにも温泉という特徴のある泉質ではありません。

口に含むと苦みがある、肌がツルツルになる、良く温まるという感じです。

よほどの温泉マニアの方でなければ温泉の泉質で宿を決める必要はないかと思います。

宿の食事は日本海の海の幸が中心で、但馬牛や冬は松葉ガニなどの贅沢グルメが頂ける宿が多いです。

もちろん宿やプランによってメニューは異なりますが、素材そのものの質がよくシンプルな調理法でも美味しい食材が豊富なので、立派な料理長のいる宿でなくてもお料理は美味しい印象です。

温泉地の風情を味わいたいなら湯村温泉、田園風景や海の近くで静かに過ごすなら浜坂周辺がおすすめです。

新温泉町での宿選びの際の1番のポイントは、設備の整った大型旅館とアットホームでこじんまりした小さい宿や民宿のどちらが好きかで決めると良いと思います。

湯村温泉(大型旅館派)

大型旅館を好まれる場合は、湯村温泉がおすすめ。湯村温泉の井づつや、朝野家はどちらも「プロが選ぶホテル・旅館100選」にも選ばれている宿です。

井づつや

湯村温泉でも有名な井づつやは佇まいから風格が漂うハイクラス旅館です。じゃらんアワード2018泊まって良かった宿大賞の宿でもあります。

大岩風呂や貸切露天風呂に岩盤浴まで備わり、日帰り入浴プランもあります。

朝野家

朝野家は湯村温泉・温泉城(ゆのじょう)城主の末裔。施設自体は年季が入っていますが、こちらも立派な宿です。

なんとすべての客室のお風呂はもちろん、洗面の蛇口からも温泉が出ます。

▲冬に朝野家で宿泊した際の夕食。

浜坂温泉郷(小さい宿・民宿派)

アットホームな小さい宿を好まれる方は、浜坂がおすすめ。

一見すると和風建築の家に屋号の看板を掲げているようなこじんまりとした佇まいの宿も多いです。

▲浜坂の小さい宿ですが、魚介類が絶品でした。

また浜坂には、カニを知り尽くした「かにソムリエ」の方がいる宿もありますので、目利きされた本物の松葉ガニを食べたいという方は是非。

 

新温泉町の魅力

新温泉町の魅力といえば、観光地化しすぎず、旅情をそそる景観でゆったり旅行が出来るところ。

お洒落カフェでランチを食べたい、お土産ショップ巡りをしたいという方は新温泉町から車で30分ほどの賑やかな城崎温泉の方がおすすめです。

新温泉町は外国人観光客も少なく、素朴な温泉地という印象です。どちらかといえばファミリーや年配の方向けかなという印象も。

1泊2日でも充分リフレッシュ出来ました。

次の旅行は美味しいもの食べて、温泉に浸かってのんびりしたいなという方は是非、新温泉町に足を運んでみて下さい。